英語の文法の基礎として5文型があります。「英語の文を構成する要素の並びは5つの文に分類できますよ」と言うことですが、今日はその中の第二文型について徹底的に解説していきます。
第二文型とは
第二文型は、主語と述語動詞と補語からなる文で、それぞれの頭文字をとってSVCと表記されます。
- subject word (主語)
- predicate verb (述語動詞)
- complement word (補語)
第二文型の意味は?
意味は日本語で
【SはVです】
【SはCになる】
【Sは Vに感じる、聞こえるなどの知覚の表現など】
などが第二文型の表現する意味になります。
第二文型の特徴
第二文型の特徴は、第一文型と同様に動詞が自動詞です。自動詞は、動作の対象となる目的語を必要としない動詞で、基本的には主語自身の単純な変化や自身を動作させる事しか表現できません。
自動詞の中でも、第二文型の自動詞は、第一文型の自動詞が主語と動詞のみで文が成立する自動詞であるのに対して、単独では成立しません。文を成立させるために補語が必要にです。
後で詳しく説明しますが、このように補語を必要とする自動詞は、不完全自動詞と呼ばれています。動詞には、自動詞と他動詞がありますが、圧倒的に他動詞の方が種類が多いのは前にお話ししましたが、自動詞の中でも、補語を必要とする自動詞はさらに絞り込まれて限定されてきます。
第二文型の覚え方
第二文型の覚え方は、
主語と補語がイコールになる文と覚えておくと良いでしょう。つまり、
- S=O
です。
また、動詞は必ず自動詞です。
例文を見てください。
I became a doctor.
この分取は第二文型ですが、要素を示すと次のようになります。
I(S) became(V) a doctor(C)
.I = a doctor
日本語の訳文は。「私は医者になった」
この場合、
私と一人の医者は同じなので、S=Oが成立しています。
become は代表的な第二文型の動詞の一つです。第二文型を作る動詞は限られています。
becomeのほかに、なんといっても一番わかりやすいのがBe動詞、主語の知覚を表現する知覚動詞などがあります。
第二文型の自動詞には、
- be動詞
- 状態の継続や変化・印象・感覚などを表す動詞
などがあることを覚えておきましょう。
第二文型の補語
第二文型の補語は、主語とイコールの関係になります。あとで出てきますが、補語が目的語とイコールの関係になることがあります。第五文型の補語がそれにあたります。(O=C)
第五文型のことはここでは一旦無視して、第二文型の補語については、主語を補完する関係です。(S=C)
目的語について
第二文型には目的語はありません。第二文型の動詞は自動詞で、対象となる目的語を必要としまいからです。第二文型は、主語自身の変化や存在、近くなどを表現している文章です。
第二文型の動詞
第二文型は動詞に特徴があります。この項目では特徴的な堕威に文型の動詞についてご説明していきます。
第二文型の動詞は自動詞
第二文型の動詞は、第一文型と同様自動詞です。ただし同じ自動詞でも、第二文型の自動詞は補語を用いて補足しなければ意味が成立しない不完全自動詞です。
第二文型の他動詞?
第二文型の動詞が他動詞になることはありません。しかし、同じ動詞の単語が、他動詞として使われたり、自動詞として使われたりするので、単語だけを見ても文型の判断はできません。
be動詞
be動詞は、第二文型の代表的な動詞の一つです。
Be動詞は、主語の人称によって変化する特別な動詞で、
日本語に置き換えると
「主語(S)は補語(C)である。」
~は~である
にあたります。
be動詞は第一文型でも出てきます。
第一文型のbe動詞は、be動詞のすぐ後に前置詞を伴う名詞(修飾語)が来ましたが、第二文型の場合、名詞または形容詞(補語)がBe動詞のすぐ後に続きます。
一般動詞
第二文型になる一般動詞は限られています。数はそんなにありませんので代表的なものは、用法を覚えておくと良いでしょう。
知覚動詞
知覚動詞とは、「見たり」「聞いたり」「感じたり」することを表す動詞です。
feel,hear,see,smell,taste,
などがあります。
第二文型の動詞一覧
よく使うものをまとめておきました。
状態を表す動詞
be動詞 | ~である | I was young. | 私は若かった。 |
状態の変化を表す動詞
become | ~になる | He became a doctor. | 彼はドクターになった。 |
remain | ~のままである | It still remains close. | まだ閉まっている。 |
keep | ~のままである | It keeps open. | 開いている。 |
get | ~になる | I got drank. | 酔っぱらった。 |
turn | ~に変化する | Leaves turn red in autumn. | 秋には紅葉する。 |
grow | ~に成長する | The market grows bigger. | 市場はより大きく成長する。 |
make | ~になる | He made merry. | 彼は陽気にふるまった。 |
come | ~になる | The dream comes true. | 夢が実現する。 |
lie | ~のまま横たわる | He lay still. | 彼は横たわっている。 |
go | ~になる | The egg went bad. | たまごが腐る。 |
感覚や知覚を表す動詞
taste | ~の味がする | It taste good. | 美味しい。 |
smell | ~の臭いがする | It smells nice. | 良い香りがする。 |
look | ~に見える | It looks perfect. | 完璧に見える。 |
seem | ~に見える | You seem sad. | 悲しそうに見える。 |
appear | ~に見える | You appear well. | 元気に見える。 |
feel | ~の感じがする | I feel fine. | 元気です。 |
sound | ~に聞こえる | It sounds great. | 良いと思います。 |
第二文型の動名詞
第二文型の補語が動名詞の形をとる場合があります。
動名詞とは?
動名詞は動詞の原形の語尾に【~ing】を付けたものです。進行形を表すときにも動詞の原形+ingを使いますが、それとは違います。
動名詞の意味
動名詞が意味する内容は、不定詞の名詞的用法と同じようなな内容で、「~すること」などの意味を表します。
動名詞の役割
動名詞は、名詞と同じ働きをするので、文の要素の中では、主語、目的語、補語になりえます。
第二文型の動名詞
第二文型の特徴的な動名詞は、補語が動名詞の形をとるときです。
- SVC(Cが動名詞)
My lifework is shooting photography.
第二文型と過去分詞と分詞
第二文型の補語が過去分詞の形をとる場合があります。
英語の分詞とは
英語の分詞には、動詞の語尾に~ingを付ける現在分詞と動詞の語尾に~edを付ける過去分詞があります。分詞は、進行形、完了形、受動態のほかに形容詞的用法として名詞を修飾する役割を果たします。前章の動名詞も分詞の一種です。
第二文型の過去分詞
第二文型では、補語が過去分詞で表現される場合があります。
- SVC(C=過去分詞)
例文)She looks worried.
(彼女は心配しているように見える。)
上の例文では補語が過去分詞の形で表現されています。
第二文型と不定詞
不定詞とは
不定詞には、原型不定詞とto不定詞があります。
動詞が本来の動詞の意味ではなく、名詞や形容詞、副詞などの役割を果たすときに準動詞と呼ばれますが、その一つが不定詞です。
不定詞は動詞の原形ですが、主語の人称や単数複数の違いによって変化しないことから不定詞と呼ばれています。
原型不定詞
原型不定詞は、動詞の原形のみで表されます。不定詞は通常to+不定詞の形で表される場合の方が多いのですが、toを伴わず動詞の原形高絵表現される場合があります。原型不定詞は、用法が限られています。be, have, goなどがあります。
また、
知覚動詞などの場合は目的語に後に、助動詞の場合は直後には原型不定詞が来ます。
to+不定詞
to+不定詞(動詞の原形)には3つの用法があります。名詞的用法、形容詞的用法、そして最後に副詞的用法です。
あまり詳しく説明すると第二文型からずれてしまうので、ここでは3つの用法の名称を簡単に説明しておきます。詳しくは別記事にまとめる予定です。
名詞的用法
「~すること」
My dream is to become a hero.(第二文型)
He decided to study alone.(第三文型)
形容詞的用法
「~するための」
This is my job to live.(第二文型)
形容詞的用法の不定詞は、名詞の後にありその名詞を修飾しています。
He made a decision to live longer.(第三文型)
副詞的用法
「~して、~するために 」
He glow up to be a teacher.(第一文型)
第二文型の不定詞
第二文型のの補語が不定詞の形をとる場合、不定詞は、to+不定詞の形で、名詞的用法と形容詞的用法の2つがあります。
そもそも、補語は名詞か代名詞、または形容詞です。そのことからも、to+不定詞の名詞的用法と形容詞的用法が、どちらも補語の役割をするのも理解しやすいと思います。
He decided to study.
のように、to+不定詞が単体で補語になり完了する場合もありますが、どちらかと言うとむしろ、
to+不定詞の後にさらに修飾語を伴い、名詞句や形容詞句になっている場合の方が多くあるので注意してください。
My motto is to work hard.(名詞句の例)モットーは勤勉 「私の座右の銘は勤労すことです」
His plan is to build his house in 5 years.(名詞句の例)「彼の計画は5年後に家を建てることです」
形容詞的な用法に関しては次章を参照してください。
第二文型の形容詞と形容詞句
英語の形容詞は名詞を修飾する品詞です。例えば、
A hard rain will fall.
A hard rain’s a-gonna fall.
激しい雨が降る
上の例文では、
hard(激しい)はrain(雨)と言う名詞を修飾しています。
句とは
句とは2つ以上の単語が連なって1つの品詞の意味を持つ集まりのことです。
したがって、to+不定詞自体も厳密には立派な句なのです。
形容詞句とは2つ以上の単語が連なって形容詞の役割をする集まりのことです。
句は英語で
(Phrase)と呼ばれています。そして、
形容詞句は、(Adjective Phrase)と呼ばれます。
第二文型の形容詞句
第二文型では、「to+不定詞の形容詞句が補語の役割をする」場合があります。
- S+V+C(C=to不定詞の形容詞的用法)
叙述用法
第二文型のto+不定詞が形容詞的な役割を果たすことを叙述用法(じょじゅつようほう)と呼ぶことがあります。
叙述用法とは、今回のように不定詞の形容詞的用法を示すときだけに使われる言葉ではありません。形容詞全般に使われる言葉で形容詞を理解する上で大変重要な言葉です。
形容詞の叙述用法と限定用法
そもそも、形容詞には叙述用法と限定用法があります。簡単に説明すると、限定用法は名詞の前に置かれる形容詞で、叙述用法は形容詞が補語の役割をする形容詞です。
- He is a tall boy. (限定的用法)
- He is tall. (叙述的用法)
例文のように、おなじ形容詞が叙述用法と限定用法のどちらにも使える形容詞もあります。
1、の場合形容詞は修飾語であって、2、の場合は補語の役割をしています。
※他にも、形容詞の重要な概念に数量を表す数量形容詞があります。
不定詞の叙述用法
to+不定詞の形容詞的用法は叙述用法です。to+不定詞の形容詞句が補語の役割をすることなですが、その文の意味する内容は「予定、義務、可能、運命」の4つに分けることが出来ます。これらは、主語の予定や義務、可能性や運命などを表しています。
予定を表す
予定「~することになっている」
- I was to live in Tokyo.「東京に住む予定でした」
- We are to meet her at school. 「我々は彼女と学校で落ち合う予定です」
義務を表現する
義務「~すべきである」
- He is to clean up his room.「彼は部屋をかたずけるべきだ」
- You are to observe the rules. 「ルールは守るべきだ」
可能性を表す
可能「~出来る」
- No one is to be seen in the room. 「部屋には誰も見当たらない」
- He appears to be nice. 「彼はいいかも」
運命であることを表す
運命「~する運命にある」
- He will be never to return home again. 「彼は二度と戻らないだろう」
- I happened to see him at airport. 「空港で彼を偶然見た」
第二文型と前置詞
第二文型特有の前置詞としては、補語となる場合と補語を修飾する場合の2つがあります。
補語となる( to+不定詞)のtoは前置詞です。この場合は前置詞であるtoの後には動詞(不定詞)の原形が来ています。
また、名詞が続いていれば、それは補語を修飾している副詞句です。
第二文型の補語に前置詞が来る場合
第二文型の補語に前置詞であるtoと不定詞が来る場合、前置詞の後には不定詞と呼ばれる動詞の原形が来ています。主語の人称や時制に関係なく動詞の原形です。
- He decided to leave. 「彼は出ていくことを決めた」
補語を修飾する副詞句に前置詞がある場合
第二文型はSVCですが、SVCとは別に修飾語である副詞がある場合があります。副詞は形容詞以外の品詞を修飾する語句です。第二文型の補語が名詞であり、それを修飾する語句が前置詞から始まる副詞句の場合があります。この場合前置詞の直後には名詞が続いています。
- You keep quiet in a film theater. 「映画館では静かにする」
第二文型と関係代名詞
関係代名詞とは
関係代名詞は、名詞についてより詳しく説明を加えるときに使います。
第二文型の関係代名詞
第二文型の補語が名詞の時、関係代名詞を使ってその名詞をさらに詳しく説明している場合があります。
- He is a man who I know. 「彼は私が知っている人です」
- This is a pen that I like. 「これは私の好きなペンです」
第二文型の疑問文と否定文
第二文型の疑問文と否定文を見てみましょう。
述語動詞(V)が、be 動詞の時と一般動詞の場合をそれぞれ書き出しておきます。
疑問文
第二文型の疑問文は、述語動詞がbe動詞なのか一般動詞なのかによって変わってきます。
be動詞の場合
You are Japanese. 「あなたは日本人です」
を、疑問文にすると
Are you Japanese? 「あなたは日本人ですか」
です。
be 動詞の場合は、主語と述語をひっくり返して文末に?を置くことで疑問文になります。
一般動詞の場合
述語動詞が一般動詞の場合、主語の人称によって、Do か Dose のどちらかを、また時制によってDidを文頭に置いて、最後に?を置いて完成です。
He became a doctor.
を疑問文に置き換えると、
Did he become a doctor?
になります。
Did やDo 、Doseは、疑問文を作る助動詞です。助動詞の後には不定詞が来るので、後の動詞は原型になります。
否定文
否定文の作り方も動詞によって変わります。
be動詞の否定文
You are beautiful.
を否定文にすると、
You are not beautiful.
be動詞の否定文の場合、be動詞の直後に not を付けて表現します。
You aren’t beautiful.
のように通常は、
are と not は短縮されて表現されます。
is とnot の場合も同じです。
He isn’t beautiful.
am
の場合はあまり短縮されることはありません。
一般動詞の否定文
一般動詞の場合は、述語動詞の直前に、人称と自称によって変化する Do,Dose,Did と not を入れて表現します。
He became a doctor.
を否定文にする場合、
became の前に did not を入れます。
He did not become a doctor.
became は原型で表されて、さらに did notは短縮されて
He didn’t become a doctor.
となります。
第一文型と第二文型の見分け方
述語動詞はどちらも自動詞
第一文型も、第二文型もどちらも、述語動詞が自動詞です。どちらも自動詞ですが、第二文型の自動詞には補語が必要です。
- 述語動詞が補語を必要とする不完全自動詞
述語動詞に補語が必要
第二文型の動詞は補語を持っています。
補語は、主語とイコールの関係で主語を説明している名詞、代名詞または形容詞です。
動詞の後に名詞、代名詞、形容詞が来ればそれは、第一文型ではなくなります。
- 動詞の後に名詞、代名詞、形容詞で第一文型ではない
第二文型になる動詞は限られていて、代表的なものにはbe動詞などがあります。
Be動詞
be動詞は第二文型の動詞の代表的な存在ですが、第一文型にbe動詞動詞が使われる時があります。この場合の見分け方のポイントは、直後の前置詞のそのあとに続く品詞にあります。
前置詞と不定詞
動詞の後に前置詞がある場合、その前置詞の後に名詞が続く場合は第一文型、前置詞がtoでそのあとに動詞(不定詞)が来ていればそれは第二文型となります。
- 動詞の後に前置詞+名詞で第一文型
- 動詞の後に前置詞(to)+不定詞(動詞の原形)で、第二文型
第二文型と第三文型の違い
第二文型と第三文型の違いを考えてみましょう。
補語と目的語の違い|要素
第二文型と第三文型の違いは、文の要素の構造がSVC(第二文型)かSVO(第三文型)かの違いです。
補語
Cは補語、補語は主語と同じもの、イコールの関係が成り立ちます。
Oは目的語で、目的語は動詞の対象(目的)となる語句です。
目的語
例えば、
I move my hands. (私は両手を動かす)
上の例文では、私が動作の目的は「両手を動かす」ことです。
補語が主語の状態に関係していることに対して、目的語は主語の動作と関連しています。
動詞
第二文型の動詞は自動詞で、第三文型の動詞は他動詞です。
自動詞と他動詞
自動詞は主語自身で成立する動作で、他動詞は主語だけでは成立しえない動作で対象となる目的語を必要としています。
不定詞と動名詞
第二文型にも、第三文型にも両方の述語動詞の後に不定詞や動名詞が、目的語や補語の役割をする場合があります。
不定詞
目的語になる品詞は名詞だけです。
第二文型の不定詞は、名詞的用法と形容詞的用法がありましたが、第三文型の場合は名詞的用法しかありません。
品詞
主語と述語動詞の後にある品詞に注目してみました。
主語(S)+述語動詞(V)+ 補語(C) or 目的語(O)
補語(C)の品詞は、名詞、代名詞と形容詞で、
目的語(O)の品詞は、名詞か代名詞のみです。
もちろん単語だけではなく、句や節が品詞の役割をしている場合もあるので注意が必要です。
形容詞
述語動詞の後に形容詞が単独である場合、第二文型です。(形容詞の叙述的用法)
He looks tall.
He is tall.
述語動詞のあとに形容詞があっても、そのあとにさらに名詞がある場合は、その形容詞が次に来る名詞の修飾語になっている場合があるので、一概に第二文型であるとは言い切れません。(形容詞の限定的用法)
He likes black jacket.
この場合、blackは修飾語です。文型の判別には関係のない要素です。Jacketは変えとイコールではなく、彼が好きなものの対象になるので、第三文型です。
動詞
動詞の中でも、述語動詞に注目してください。
述語動詞は、主語の動作や状態を表す動詞で、文章の中ではそれ以降の部分が述部と呼ばれる動詞です。述部動詞以外に、節や句を持っている場合複数の動詞があるん場合があるので注意してください。
述語動詞が自動詞か他動詞の違いがあります。
第二文型は自動詞、第三文型は他動詞です。
名詞
補語も目的語もどちらも名詞で表現される場合があります。したがって述語動詞の後に名詞があってもそれだけでは判断が出来ません。
主語とイコールであれば補語で、イコールでなく述語動詞の対象であれば第三文型です。
第二文型と第三文型の見分け方|まとめ
- 第二文型はSVC:C=S
- 第三文型はSVO:O≠S
補語と目的語の見分け方は、述語動詞の後の名詞が主語と同じなら補語、イコールではなく動詞の対象なら目的語です。
述語動詞の後に形容詞が単独で叙述的用法を形成している場合は無条件で第二文型です。同じ形容詞でも、後の名詞が主語とイコールでなければ第三文型です。
- 述語動詞の後単独で形容詞、または不定詞の形容詞的用法の場合は第二文型(叙述的用法)
- 述語動詞の後に形容詞があっても、単に次に来る名詞を修飾している場合がある(限定的用法)
動名詞や不定詞の場合も同じ要領で考えてください。不定詞が形容詞的用法の場合は第二文型で、名詞的用法の場合や動名詞などより複雑なの場合も、述部(述語動詞の後に続く部分)と主語との関係で判断してください。
- 述語動詞の後に名詞、代名詞であってもこれだけでは判断できない
- 名詞や名詞句の場合は、主語との関係を考えて判断できる S=C S≠O
第二文型の例文
述語動詞がbe動詞と一般動詞の例文
be動詞 | ~である | He is young. | 彼は若い。 |
become | ~になる | He became a doctor. | 彼は医者のなった。 |
stay | ~のままでいる | Stay gold. | 輝きつづけてください。 |
go | ~になる(状態) | Girls go wild. | 女子がワイルドになる。 |
smell | ~の臭いがする | You smell nice. | いい臭いがする。 |
taste | ~の味がする | It tastes fantastic. | 素晴らしい味です。 |
feel | ~に感じる | I feel fine. | 良い気分です。 |
sound | ~に聞こえる | It sounds better. | よりよく聞こえます。 |
die | 死ぬ | He died young. | 彼は若くして死んだ。 |
look | ~に見える | It looks good. | 良く見える。 |
補語が分詞の場合の例文
補語が動名詞(名詞句)の例文
He has been drinking since this afternoon. | 彼は午後からずっと飲んでます。 |
I was wondering if I could eat them all or not. | 全部食べ切れるかどうか考えていた。 |
Seeing is beveling. | 百聞は一見にしかず(ことわざ) |
He is taking too much holidays. | 彼は休暇を取りすぎている。 |
My hobby is playing tennis. | テニスをするのが私の趣味です。 |
補語が現在分詞(形容詞句)の例文
He remained crying. | 彼女はないていた。 |
The rain kept falling all night. | 雨は一晩中降っていた。 |
I lay listening to music. | 音楽を聴きながら横になった。 |
They sat watching TV. | 彼らは座ってテレビを見ていた。 |
He runs wearing tracksuit. | 彼はトラックスーツを着て走る。 |
補語が過去分詞の例文
She looked exited. | 彼女は興奮していた。 |
I felt disappointed at that point. | その時は残念に感じていた。 |
He became known as an artist. | 彼はアーテイストとして知られるようになった。 |
I sat surrounded by my friends. | 友人の回りに座った。 |
This door remained broken for along time. | このドアは長らく壊れたままです。 |
補語がto+不定詞の場合の例文
名詞句be動詞 | My hope is to became a artist. | 私の願いはアーテイストになること。 |
名詞句一般動詞 | I agree to sing alone. | 一人で歌うことに同意します。 |
形容詞句予定 | The tutorial is to start at 4 p.m. | チュートリアルは4時に始まる予定です。 |
He is to be the next manager. | 彼が次のマネージャーになる予定です。 | |
形容詞句義務 | You are to maintain order in the grope. | グループの秩序を守るべきです。 |
You are to observe the rules. | ルールに従うべきです。 | |
形容詞句可能 | The petrol station is to be found around here. | このあたりにスタンドが見つかりそうだ。 |
It appeared to be broken. | 壊れているように見える。 | |
形容詞句運命 | I was to live alone for the lest of my life. | 生涯一人で生きていくつもりだった。 |
I happened to meet him in Paris. | 彼にはパリで偶然出会った。 |