英文を4つの要素で説明すると Ⅱ 補語
③の目的語を説明する前に④の補語を理解したほうがわかりやすいと思うので
ここでは先に補語のイメージについて見ていきましょう。
補語のイメージは王女様?
著作権表記の手違いで※1パブリックドメインになってしまった事で知られる「ローマの休日」とゆう名作映画があります。
晩年には慈善活動で世界に貢献し、1992年に惜しまれつつもこの世を去った、
女優のオードリー・ヘップバーンがアン王女役で主演しているお話ですが、
ーーここからは比喩になりますーーー飛躍します。
主演女優であるヘップバーンさんが主語だとしたら、
補語は、そのヘップバーンさんが演じるアン女王様のようなものです。
次の例文を見てください。
Young Audrey Hepburn played the leading character Lady Ann in Roman Holiday for the first time in her career.
この文章の要素に数字をつけて、また主部と述部を / で分けてみると次のようになります。
⓵Young ②Audrey Hepburn /③played ④the leading character ⑤ Lady Ann ⑥in Roman Holiday for the first time in her career.
②のAudrey Hepburn が主語で ⑤のLady Ann が 補語です。
主語が主演女優だとすると補語はその女優さんが演じている役みたいのものです。
補語とは、実は主語が演じている役柄のことのようなもので、
この場合
Audrey =Lady Ann. オードリー=アン王女。
が成り立ちます。
主語=補語で
その品詞は
必ず名詞や代名詞または形容詞です。
Lady Ann is beautiful in black and white.
上のような文章では形容詞が補語になる場合で、
動詞の直後に形容詞がある場合は間違いなく補語と断定できます。
Lady Ann = beautiful とゆうことです。
補語は英語でComplementで省略して C で表されます。
コンプリメントは日常会話などでよく耳にしますが、
一般的にお世辞や称賛する言葉を示しますのは、
こちらはよく使い、発音は全く同じですが、つづりが
complimentでよく見ると、真ん中あたりの
EがIになっています。違う単語です。
補語を表す complement の実際の意味は
補足して完全にするもの となります。
余談ですが美術用語の反対色のことを
complementary colors や
complementary opposite colors
などと表現します。
次の例では、
Yellow and blue make green.
黄+青=緑
緑は黄色と青が変化しているだけで同じものです。
オードリーが変化してアン王女になっているだけで、本当は同じ人とゆうことです。
補語とは主語が変化しているだけで、本当は同じものなんです。
そして、文章の中で主語と補完の関係を築いているのです。
※1パブリックドメイン:作者が著作権を放棄した作品や著作権が消滅した作品で公共のものとして利用できるもの。
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