これまでの流れを整理すると、まず英語の文章が、主部と述部の2つに分けることができ、
述部には、必須の述語動詞があり、文型によって目的語や補語が付随することがわかっています。
ここからは新しい概念が登場します。
英文の内容から見た分類と構造からみた分類 前編
英語の文章を、ひとつの「主語と述語動詞」の組み合わせを、ひとつの単位として考えると。
英語では、全ての文章は、その文章の表現内容により7つに分けることができ、
同時に文章の構造から3つの種類があることがわかります。
前編では、内容から見た分類について簡単にまとめてみます。
Ⅰ 表現する内容から見た7分類
7分類といいましたが、その前に
英文を、表現する内容から英文を分類すると、まず4つに分けることができます。
平叙文、疑問文、命令文、感嘆文の4つがそれです。
英文の基本的な4つの表現
それぞれの文が示す内容は、
Ⅰ平叙文
平叙文とは、事実を述べた文章です。○○は~~である。など
平叙文では、事実をそのまま延べています。
Ⅱ疑問文
疑問文は、質問したり、疑問を表す文章です。?が文末についています。
Ⅲ命令文
命令文は、命令したり、依頼、否定文では禁止などを表す文章です。
Ⅳ感嘆文
感嘆文とは、現象に対しての自己の感想であり、賛美したり驚きを表す文章です。
!が文末についています。
4つの種類にはそれそれ、肯定文と否定文がある
先の項目で説明した4つの表現には、それぞれ肯定文と否定文があります。
(ただし感嘆文には肯定文しかありません。)
ここでは簡単に、それぞれの例を挙げておきます。
⓵平叙文(Declarative Sentence) 肯定文
I am a cat.
②平叙文(Declarative Sentence) 否定文
I am not a dog.
③疑問文(Interrogative Sentence) 肯定文
Do you have a car?
④疑問文(Interrogative Sentence) 否定文
Do you not have a car?
↓
ただし、短縮形では
Don’t you have a car? と表現されるので注意が必要です。
⑤命令文 (Imperative Sentence) 肯定文
主語が省略されて表現される。
Write now.
⑥命令文 (Imperative Sentence) 否定文
Do not read a massage.
⑦感嘆文(Exclamatory Sentence) 肯定文
What a wonderful world!
などです。
表現している内容から、英文を見ると、
文の内容には、感嘆文を除くすべての項目で、
肯定文と否定文があることがわかります。感嘆文を否定的に表現したい時は、
平叙文の否定文になってしまいますので、感嘆文に否定文はありません。
強引に疑問文にすると、
Is it a wonderful world?
のように平叙文の疑問文になります。
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