「アルファベットは全部で26文字」あり「大文字と小文字がある」
英語の文章は、必ず「アルファベットの大文字から始まって、ピリオドで終わる」さらには、「?や!で終わる」
英文法の学習はどこから始めるか?となると当然「ABC~などなど」の原則は基本、覚えていかないといけないのだが、
その次は、何から手を付けて行けばよいのだろうか。
英語文法|英文法の勉強はこの3つの基礎から始めると良い
英語文法の学習を始める時に、まず抑えておくと良い3つの基礎があり、それぞれをまとめましたのでご覧ください。
- 英文の4要素
- 英文は2部構成
- 5文型
以上です。
アルファベットから、ピリオドや?などのルールは、
はっきり言って単純に受け入れて暗記するしかなのですが、
4要素、2部構成、5文型は、意味を理解して応用することが出来る原則です。
それぞれの役割に適した単語を入れ替えて文章を作ることにより、あなたの考えや周りの状況を表現することが出来るようになるのです。
これは会話の中でも同じで、
会話の中では、ピリオドや?はなく、当然大文字も小文字も表現しません。
また、
「これは第1文型で主語はこれで述語動詞がこれ」
など考えながら会話することもないでしょう。
英会話では、反復して使用することにより暗記している語順に適切な単語を、差し替えながら意味を伝えているのであまり意識することはないのですが、
会話の中の簡単な文章も、一部の例外を除いて、これからお話しする要素や構成、文型などの概念で成り立っています。
したがって、これらの英文法の基礎は、英会話を学習したい方にも有用で、知っていて損することはないでしょう。
英語文法|文章を構成する4要素とは
英語の表現は基本的に4つの要素から構成されています。
それぞれの構成要素の名称は、
主語、述語(動詞)、目的語、、補語、
これだけです。
英語では、
Subject (主語)
Predicate (述語)
Object (目的語)
Complement (補語)
と表されます。
これらの4要素は後で説明する5文型なる原則に深く関連しています。
皆様も何度か耳にしたことがあるかとは思いますが、
5文型は
SV、やSVOなどのアルファベットの並びで表されます。
もうお分かりな方もいらっしゃると思いますが、
実はこのSやV、O、Pは、
ここでお話しする4要素の頭文字を表しています。
それではなぜ、
SPOCではなくSVOCになるかと言うと、
主語、述語動詞、目的語、補語を正確に訳すと、下記のようになり、
それぞれの頭文字をとって、
S:Subject Word
V : Predicate Verb
O : Objective Word
C : Complement Word
SVOCとなっているからです。
それでは、
さっそく4つの各要素を簡単に説明しておきましょう。
一気に行きます。
まずは、主語からです。
主語とは?
主語は、
一般的に
名詞か代名詞の形をとります。
「そうか、主語は名詞か代名詞なんだ」
ってどうゆう意味なのかまだイメージが浮かばないと思います。
名詞とは、人や物事自体などを表す名前で、代名詞はそれらを称した名称です。
一般的に
主語は人や物事の名前やその総称です。
- 主語は必ず名詞か代名詞
でもそれだけではありません。
それでは人物や物事の名前や名称はは全て主語なのかと言うとそうではなく、
あとで説明する補語や目的語も名称や名前の形をとるので、名詞、代名詞=主語とは言えないのです。
英文中の名詞、代名詞が主語であることを判別するために、主語のイメージを簡単にとらえておきましょう。
主語のイメージ
それでは簡単に
主語のイメージをとらえておきましょう。
主語、すなわち
Subject
これは短縮形で正確には
Subject ( Word)
と言って区別したほうがわかりやすいのですが、
元来
単語 subject 自体は、
美術や音楽で用いられる主題、テーマ、学問の学科、科目、哲学的な文脈では主観、主体などの内容の意味を表しています。
また、日本語の「主」は、しゅ、あるじ、おも(に)、などと読まれる漢字で、
一家の主人やお店の店主、国家君主などでは、家長、支配人や支配者などと、ある特定の人物の状態を表します。
また、主義や主張などの言葉に用いられる場合も、個人や団体の状態やその原理、意見など表す場合が多いようです。
当然例外はあるかとは思いますが、英語のSubjectの意味や使われ方のイメージは日本語の「主」とだいたいは同じイメージだと考えてよいのではないでしょうか。
あまり掘り下げても問題を難しくするだけなのでこれくらいにして、
ここでは、
Subjectのおおまかな
イメージだけとらえることが出来ればよいと思います。
Subject Word(主語)のイメージとしては、文章の主なる語、
さしずめ主人公や主題として取り上げられている物などで、
【この文章は主語の状態や内容について説明している】
と言ったところです。
すなわち、
主語は、さしずめ主演俳優や女優のような存在で、
文章は主語を主人公とする物語のようなものです。
英文の中の主語の位置
結論です。
- 主語は文頭に配置されていることが多い
- 主語は動詞より前にある
英語の文章の中で主語は、例外を除いて文頭付近に来ることが多く、少なくとも動詞の前にあるはずです。
日本語では主語が省略される場合が多いのですが、英語ではそれはありません。
主語から文章が始まる場合が多いのです。また、動詞の前にあるのです。(命令文では省略可:You)
例外を除いてと言いましたが、例外は文全体を修飾する副詞、副詞句、節、命令文などがこれにあたりますが、本文の趣旨がいかに始めるかなので、この章では触れずに先に進みます。
ここでは、主語は、文頭、少なくとも動詞の前に来る場合が多いとだけ大まかにとらえておきましょう。
主語とは【主語のまとめと例文】
ここまで読み進めていただくと、
主語のイメージは大体とらえることが出来たのではないでしょうか。
主語は人物や物事の名称や総称を取る場合が多く、一般的に名詞、代名詞で表される。
さらに、
文章は、主語の状態や内容についてのストーリーであることがわかりました。
最後に、英文の中の主語は文頭に来ることが多く、動詞より前にあることがわかりました。
- 主語は名詞、代名詞などで人物や物事の名称
- 主語は文頭、動詞の前に位置していることが多い
- 主語は文章の主役的要素で文章は主語の状態内容についてのストーリ
例文です。主語にアンダーラインをしておきます。
Dali was a pop artist too.
Dali spoke English as well.
文章の内容は微妙ですが、英語の文章として成立しているでしょう。
続いて、述語動詞について記述していきます。
述語動詞とは?
述語動詞は
主語の状態や動作を示す単語で通常は動詞で表されます。
動詞の種類と述語動詞
品詞の一種である動詞には
Be動詞と一般動詞があります。
一方、
動詞、動詞でややこしく、混同しないように注意してください。
述語動詞は○○詞で終わる言葉ですが、いち品詞の種類ではありません。
述語動詞はあくまでも述語、すなわち主語の状態や動作などを説明する語を示していて、必ずしも1つの動詞だけを示すわけではありません。
述語動詞の
V は、
Be動詞や一般動詞のみの1語で示される場合が多いのですが、
Be動詞と一般動詞、のほかに
助動詞やBe動詞を伴う一般動詞を含んでいます。
逆の視点から言い換えると、
述語動詞は科ならす動詞を含んでいる。と言えるでしょう。
もう少し補足すると、
Be動詞と一般動詞の違い
動詞にはBe動詞と一般動詞があり、Be動詞は主語と時制によって8つに変化しますが数は限られていて、それ以外のすべての動詞は一般動詞と呼ばれています。
- Be動詞は主に、主語の状態や定義などを表していて、
- 一般動詞は主語の動作をダイレクトに示しています。
助動詞を伴う動詞
述語動詞としては、この2つの動詞に、動詞を補足するために用いられる助動詞を伴う場合があります。
助動詞の例としては、
I can speak English.
や
I should be so lucky.
などです。
Be動詞を伴う一般動詞
時制を伴うより複雑な状態、例えば、今現在行っている状態を表すときや、過去に行っていたことや経験などを表す場合、Be動詞と動詞を同時に使って表現しなければなりません。
この場合、主語の認証によって、Be動詞が、また時制によって一般動詞がそれぞれ変化していきのですが、詳しくはまた別の機会に記述することにしておきましょう。
ここでは
- 動詞にはBe動詞と一般動詞があり、Be動詞は主語の状態や内容を表しており、8つに変化するが原型としてはBeの一つだけ。
- それ以外の動詞は全て一般動詞と呼ばれ主語の具体的な動作を表している。
- より複雑な状態や過去の状態などを表すときには、Be動詞と一般動詞を同居させて表現しなければいけない場合がある。
と、大まかに覚えておいてください。3についてはまだ考えることすら必要ないでしょう。
最後にまとめると、
述語動詞は通常、動詞で示されますが、助動詞やbe動詞を伴う場合がある。
述語動詞のイメージ
述語動詞の外観については、
ここまででだいたいイメージ出来てきたと思います。
それでは、
述語動詞の役割についてはどうでしょうか。
述語動詞の役割、あるいは述語動詞が示す意味は、
少し飛躍して比ゆ的な表現になりますが、
主語が主演女優だとすると、述語は主演を動かす監督的な存在の様なもの。
要するに主語に命令して動きを付けることばが、述語の役割のイメージです。
述語動詞の位置
英語の文中では通常、述語は主語のすぐ後に配置されます。もちろん例外的なものも存在しますが、主語のすぐ後の動詞や助動詞を伴う動詞が述語動詞になる場合が一般的です。
日本語の場合は、たいていこの述語は最後に来るのが一般的なので、苦労する方もいらっしゃると思います。
この点は、普段日本語を話している人が英語を話したり学習する際に最初に気づく大きな違いの一つです。
英語の場合最初にに結果が来て、後から補足するような感じで語順が並んでいます。
- 述語動詞は通常、シンプルな肯定文では主語の直後に配置されている(疑問文や関係代名詞などを伴う場合など、その他の例外やパターンがあります)
主部と述部と述語動詞の関係
文章は主部と述部と呼ばれるブロックに2分することが出来ます。
この概念は迄、説明していません。
ここでは、
単純に文章は2つぶった切る事が出来ると抑えておいてください。
後から角度を変えて、もう少し詳しく説明したいと思いますが、
述部動詞を説明する視点から一言でいうと、
文章は、
- 主語と主語を補足する部分である主部と、
- 主語の状態や行動や動作を表す述部に分けることが出来ます。
仮にある文章を、主部と述部に分けた場合、
述語動詞は、述部の先頭に位置しています。
- 述部動詞は述部の先頭に位置する
述語動詞とは【まとめ】
それでは述語動詞を箇条書きでまとめていきたいと思います。
- 述語動詞は英語で Predicate Verb
- 5文型ではV(Verb)で表される
- 品詞の名称ではない(述語動詞は品種の動詞と混同しやすので注意)
- 述語動詞は品詞では動詞(Be動詞、または一般動詞)が必ず含まれている(あるいは動詞のみで表されている)
- 述語動詞には動詞に助動詞を伴う場合がある(未来形やhaveなど)
- 述語動詞にはBe動詞と一般動詞が並んでいる場合がある(受動態的表現など)
- 述語動詞は例外を除いて、たいていは主語の直後に位置する
- 述語動詞は述部の先頭
- 述語動詞は主語の動作や状態を表す
補語とは
ここからは補語についてです。
補語には、主語や目的語となる名詞や代名詞を補い完成させる役割があります。
つまり、
補語=主語、あるいは補語=目的語の関係がなりつのです。
補語=主語
補語が単純に主語を別の言葉に置き換えている文です。
後でご紹介する5文型ではSVCの第2文型が、このS=Cの形をとっています。
補語=主語
主語=補語
S=C
- 主語=補語が成立する(第2文型)
主語と述語の関係は、
主語の状態や動作を表す語が述語動詞ですが、
第二文型では、
主語と補語の関係は、
補語は実は、主語そのものである
という関係です。
- 補語は主語そのものを違う形で示した語
- 補語=主語の場合、補語は名詞、代名詞、形容詞のいずれかである
補語=目的語
補語は主語とイコールの関係にあることは前の章で学びました。補語には主語を別の言葉で言い表す役割以外に、目的語を言い換える形をとる場合があります。
つまり、目的語とイコールの関係になる場合があるのです。
これは後から説明する5文型の中の第5文型の形です。(SVOC)
- 補語が目的語を補完する場合がある(SVOC)O=C
補語と単語としてのComplementの意味
補語のCはComplement Word の略称です。
Complement の意味は、
補足して完全にするもの、すなわち
完成させるために必要な補足を表します。
補足する語なので、日本語では補語と記述されます。
では何を補足して完成させているのでしょうか。
それは、
主語を補足して、場合によっては目的語を補完しています。
Complement が表す意味をイメージしやすくする例があります。
美術の色彩に補色関係がありますが、補色は英語ではComplementary opposite color
Complement color
反対色、補完する関係の色のことです。
補語の品詞
補語になりえる品詞は限定されています。すでに軽く触れていますが、
補語になりえる品詞は比較的シンプルで、
主語になりえる品詞である名詞、代名詞にプラスして形容詞が加わるだけの3つしかありません。
- 補語は名詞か代名詞、あるいは形容詞の3つだけ
補語のイメージ
単語としての補語、すなわち Complement が示す意味やイメージについてはある程度見えてきたかと思います。
それでは、英文法での補語の役割やイメージはどうでしょうか。
またまた、少し飛躍して比喩的表現を用いて英文法の補語を説明すると、
補語と主語の関係のイメージは、
俳優とその俳優が演じる役の関係の様なものです。
例を出して説明すると、
私の好きな映画の一つに「トゥルーマンショー」があります。
この映画の中で、主演のジム・キャリーがトゥルーマンと言うキャラクターを演じています。
、、、と言っても、
映画の内容は関係ないのですが、また、この映画に限らずどんな映画でも当てはめることが出来るのですが、
、、、
私なりに主語と補語の関係を解釈して、
ジム・キャリーとトゥルーマンの関係のイメージを重ねてみることにします。
まず、
ジム=トゥルーマンです。
The film star Jim Carrey plays Truman Burbank.
更に、イメージをしていくと、
Jim is very interesting in this film.
Jim=interesting
が成り立ちますが、これは補語が形容詞の形をとる例になります。
補語のまとめ
補語について理解するために少し飛躍してイメージを膨らませながらつづってきましたが、そろそろまとめに入りたいと思います。
箇条書きにしておきます。
- 主語=補語が成立する
- 目的語=補語の場合がある
- 補語は英語でComplement word
- 英文法の中ではしばしばComplement の頭文字をとって C で表される
- 補語の意味は補足して完成させる言葉
- 補語は主語を補完する語である
- 補語は、主語そのものを違う言葉で言い換えて表したもの
- 目的語を補う補語もある(第5文型)
- 補語になりえる品詞は名詞、代名詞と形容詞の3つだけ
以上が補語についての説明です。
目的語とは何?
ここからは目的語についてです。
目的語は、英語で
Objective word
と言われ、英文法の説明の中では頭文字をとって
O
で表されます。
Object、目的語の意味
単語としての Object の意味を辞書で調べると、名詞としては
物体、対象、目標、目的、文法上の目的語、哲学用語の客体、客観、対象物などで、
動詞としては、
反対する、抗議する、異議を唱える、嫌う、不服であるなどがあります。
英文法で目的語が示す意味や役割は、
述語動詞の対象、
述語である動詞で示された動作の対象となる単語
です。
言い換えれば、
述語動詞を補完する役割をしていて、
動詞の動作や操作の対象となる単語です。
自動詞、他動詞と目的語の関係
後の章で出てくる自動詞と他動詞の概念を学んだあとであればもう少しわかりやすくなるのですが、
目的語は、述語動詞が自動詞の場合は必要なく、
述語動詞が他動詞の場合は、必ず目的語を伴います。
目的語は、述語動詞が他動詞の時のみ現れて、
逆に言えば
述語動詞が他動詞の時は、目的語が必ず存在しています。
詳しくは自動詞と他動詞の項目をご覧ください。
自動詞と他動詞については現在制作中です。
目的語の品詞
目的語の品詞は必ず、名詞または代名詞で表されます。
述語動詞の対象としての目的語
一般的な目的語は、述語動詞の目的語を示します。
主語が動作する対象なので品詞は、
必ず名詞か代名詞です。
例文で説明すると、
I play tennis.
テニスは私がプレイする対象で、
I ≠ tennis なので、テニスは補語ではないことがわかります。
テニスは私がプレイする対象ですから、もし
tennis の語がなく
I playだけでは、文章が成立しません。
もう少し詳しく5文型や自動詞と他動詞のところで説明いたしますのでそちらを見てください。
前置詞の対象としての目的語、修飾語句とは
述語動詞の動作を完結させるのが目的語であることは先にお話ししましたが、目的語が前置詞の対象を確定させる役割をしている場合があります。
前置詞の後に名詞、または主に代名詞が続く場合は前置詞の目的語を示します。
このような前置詞と目的語の集合体を修飾語句と言います。
例文で説明すると、
He gave a tennis ball to me.
上の文章では、
tennis ball は、gaveの目的語ですが、
meもまた、前置詞 to の対象を示す目的語です。
英語の文法では、
前置詞の直後に目的語が来る場合を修飾語句と呼びます。
- 前置詞+目的語:修飾語句と呼ぶ
He gave a tennis ball to me.
また、
この文章は、
He gave me a tennis ball.
と言い換えることが出来ますが、この場合は、
me も tennis ball も両方とも、彼が与えた対象であることがわかります。
修飾語とは、単純に飾りつけする言葉なので、
文章の根本的な意味を理解するうえではあまり重要だとは考えられていません。
英語では、強調したい言葉が前に出てくる傾向があり、
修飾語句として文末に来ている場合よりも、
He gave me a ○○の様な文章の方が「私に」くれたことが、
何をくれたことよりも重要であるかのように感じる方もいらっしゃると思います。
同じような意味の文章でも、強調される目的語の順序や用法で、微妙なニュアンスの違いが表現できると気があります。
目的語のイメージ
主語の動作の対象です。
これまで、
主語が主演俳優で述語が監督である台本であるならば、補語は俳優自身が演じている役柄です。などと、かなり飛躍した比ゆ的な表現でイメージを展開してきましたが、
最後に目的語のイメージをこの中に割り振ると、目的語のイメージは、映画や舞台と言うことにしておきましょう。
主語=目的語
例外的に主語と目的語がイコールで完結する文章があります。
主語と補語の関係は、
主語=補語
が前提ですが、
主語と目的語の関係は通常、
主語≠目的語 になることはここまでお話ししてきたとおりです。
基本的には主語とイコールでなければ補語になる場合はなく、
イコールでない名詞、代名詞は目的語であるといえますが、
例外があります。
私は私を愛しているなどの文章では、私と私はイコールです。
I love myself.
や
Mr.&Mrs.Robinson love themselves.
などの場合、
主語=目的語が成立してしまいます。
これらは例外として覚えておいた方がいいようです。
目的語とは【まとめ】
目的語について最後にまとめておきます。
- 目的語は述語動詞の対象として動詞を補完する役割
- 述語動詞が自動詞の時は目的語は必要ない
- 述語動詞が他動詞の時は目的語が必要
- 目的語は品詞では、名詞か代名詞の形で現れる
- 目的語は前置詞+目的語の形で修飾語句を形成する
- 2つの目的語が同時に述語動詞を補完する場合がある
- 目的語は主語の動作の対象
- 基本的には主語≠目的語
- 主語=目的語の例外がある
英語文法|主部と述部とは
英文は、主部と述部の2つにわけることが出来ます。
主部はその文章の中で、主語をを含むその文章の主題を明記している部分で英語ではSubjectと呼ばれます。
主部に対して述部は、Predicateと呼ばれ、その文章の主語の動作や状態を説明している部分です。
- 主部は主題を明記している部分
- 主語の動作や状態を説明している部分
それでは、主部と述部について例文を用いて簡単に説明していきます。
主部と述部の境界線とその意味や違いについて
次の文章を主部と述部に分けてみましょう。
He can play piano.
4要素の主語と述語動詞が重要
主部と述部を判別するには、
文の4要素である主語、述語動詞、補語、目的語の中の
主語と述語動詞を探しましょう。
He can play piano.
この文章の主語は赤マーカーで示した He です。
述語動詞は、
主語の動作や状態を示す動詞や助動詞を伴う動詞なので、
I can play piano.
となります。
青マーカ-した can play が述語動詞と言うことになります。
主部と述部の境界線は述部動詞
主語と述語動詞を見つけたら、
主部と述部の境界線を見つけるのは簡単です。
原則として
- 主部と述部を分ける境界線は述部動詞
です。
述部動詞以前の情報が主部で、
述部動詞以降の情報が述部となります。
He can play piano.
この文章では、
He が主部で、
can play piano が述部
繰り返しますが、
主部と述部を分ける境界線は、
述部動詞ということになります。
主部と述部の意味と違い
主部と述部のそれぞれの意味と違いを明らかにしておきましょう。
主部は主題を説明、補足、修飾するすべての部分で、述部は主題の動作や状態を説明、補足、修飾する部分のすべてを表しています。
- 主部は主語を含む主語を説明している全ての部分
- 述部は述語動詞を含む、主語の動作や状態を説明している全ての部分
を表しています。
主語と述語動詞と主部と述部の関係
主語や主題、述部や述語動詞などよく似たワードが乱立していてややこしいので整理しておきます。
英文が主部と述部の2つに分けられる概念を踏まえたうえで
主語と述語動詞をもう一度見てみましょう。
主語と述語動詞を、4要素の時とは別の角度からより見ることにより主部と述部との関係性から定義してみると、
主語は主部の中心的存在で、
述語動詞は述部の中心的存在となります。
- 主語は主部に含まれる
- 主語は主部の中心的存在
- 述語(動詞)は述部に含まれる
- 述語(動詞)は述部の中心的存在
また、文章は主部と述部の2つの部分から成り立っており、これらを踏まえて考えると次のようなことが言えます。
- 文章は主部が述部することが全て
- 主部は、主語を中心とした主語を説明している全てを含む主題の部分
- 述部は、述語動詞を補完する目的語や主語を補完する補語など、述語動詞以降のすべての部分
- そして、主部の中心が主語で述部の中心が述語(動詞)
であるので、
文章の主要な部分は、主語が述語動詞する事を表していることがわかります。
主部と述部とは?【まとめ】
主部と述部についてまとめておきます。
- 英文は主部と述部の2つに分けられる
- 主部は主題となる部分で主語と主語を説明する部分を指す
- 述部は主語が行う動作や状態を説明する部分
- 主部と述部の境界線は4要素の中の述語動詞
- 述語動詞より前の部分が主部
- 述語動詞以降が述部
- 主部の中心は主語(主語と主部の関係)
- 述部の中心は述語動詞(述部と述語の関係)
- 文章の主要な内容は主語は述語動詞する事
英語文法|英語の文は【5文型】しかない
ここまで読んでいただ方は、英文法で重要な4つの要素である主語、述語動詞、目的語、補語につて少しわかっていただけたと思います。
また、さらに英文が、主部と述部なる2部から成り立っていて、英文が主語が述語動詞することを説明していることがわかってきたと思います。
更に、4つの要素とは別にそれぞれを飾り付ける語として修飾語なるワードがあることにも軽く触れてきました。
ここからは、これまで説明してきた4要素が実施の英文の中でどのように配置されているのか、また、どんな並びのバリエーションがあり、さらにそれらはいくつ考えられるかについて学んでいきます。英文法の5文型についてです。
5文型とは
全ての英文は、5つの文型に要約することが出来ます。
どんなに複雑な文章であっても、その文章の主要な部分は、これから説明する5つの中のどれかの文型にあてはまります。
要するに、
どんなに複雑な文章もその要素を見てみると、これまで学んできた4つの要素とそれらを飾り付ける修飾語句などに分解することが出来るのです。(句など?に関してはまだお話ししていませんが、ここでは気にせず先に進んで下さい。)
そして更に、それらの要素の出現するパターンは全部で5種類しかないと言うことです。
文の要素に優劣をつけると
英文では、4要素が重要です。中でも主語と述語動詞は特別な存在で、この二つのいずれをかいても文と言うことはできません。したがって、文の要素の中で、主語と述語動詞が一番重要であるといっても過言ではありません。
次に重要なのが、目的語と補語と言うことになります。
優劣と言う言葉が最適かどうかは別として、
目的語と補語だけでは文とは言えず、主語、述語動詞のいずれかが欠けていても分は成立しません。
更に修飾語などそれ以外の語句に関しては、それらがなくても文としては成立してしまいます。
- 主語と述語動詞だけで成立する文がある
- 目的語と補語があっても主語と述語の両方がなければ文ではない
- 修飾語などの語句は省略しても文は成立しているので5文型の要素として扱われない
2は、主語と述語動詞に目的語、あるいは補語が追従して、それぞれ主語や述語動詞を補完して文を形成する場合があると言い換えることが出来ます。
優劣をつけて順番に並べていくと、
- 主語と述語動詞
- 目的語と補語
- 修飾語(要素ですらない)
こんなところです。
5文型の形
5文型は以下のような5つの形であわわされます。
第1文型
第1文型はシンプルに、主語と動詞だけで成立する文です。文章を主語と動詞だけで成立させるためには、動詞が自動詞である必要があり、さらにそれが一般動詞である必要があります。自動詞と他動詞については後で少し触れておきますが、目的語を必要としない動詞を自動詞と呼んでいます。
主語+述語動詞
S+V
などとしばしば頭文字で表現されます。
第1文型については、過去に例文などを用いてより詳しく説明していますのでそちらをご覧ください。
↓↓↓
第2文型
第2文型は、主語と述語動詞に補語がついてきます。すなわち主語=補語の関係が成立している文章です。
先にお話しした通り、補語は主語を補完する語句で、基本的に第2文型の述語動詞はBe動詞である場合が多いのですが、look、BecomeやGet などの特別な動詞が該当する場合があります。これらの動詞もすべて自動詞として認識することが出来ます。
主語+述語動詞+補語
S+V+C
などと頭文字で表されます。
第2文型については過去に、第2文型になりえる動詞の一覧や、例文などを用いてより詳しく説明していますのでそちらをご覧ください。
第3文型
第23文型は主語と動詞、そして目的語による構成です。ここから先の第3、第4、、第5文型にかかわる述語動詞は他動詞と呼ばれます。他動詞とは後で説明しますが、簡単に言えば目的語を必要とする動詞のことです。
主語+述語動詞+目的語
S+V+O
第3文型については、過去に例文を用いてより詳しく説明していますのでそちらをご覧ください。
第4文型
第4文型の特徴は、目的語が2つ登場することです。
日本語で「S(主語)が O(目的語) に O(目的語)をV(述語動詞)する」
具体的に例文を用いると、
I send him a letter.
him と letter は、
どちらも、述語動詞である send を補足しており、 I とイコールではありません。
したがって補語ではなく、どちらも目的語なのです。
主語+述語動詞+目的語+目的語
S+V+O+O
第4文型については、過去に例文を用いてより詳しく説明していますのでそちらをご覧ください。
第5文型
第5文型は、主語、述語動詞が目的語と補語を持つ文です。
主語+述語動詞+目的語+補語
この時の補語は、主語とイコールの関係にあるのではなく、目的語である名詞、または代名詞とイコールの関係にあります。
S+V+O+C
O=Cです。
第5文型については、過去に英文などを用いてより詳しく説明していますのでそちらをご覧ください。
自動詞と他動詞
動詞には、自動詞と他動詞があります。自動詞と他動詞の違いは目的語が必要な動詞か、必要でない動詞化の違いです。
自動詞は目的語なしで成立する動詞で文型では、第一文型と第二文型を構成する述語動詞が自動詞と言うことになります。
第3文型以降の述語動詞は、すべて他動詞と言うことになります。
自動詞の他動詞についてさらに詳しくは別の記事に記載いたしますのでそちらをご覧ください。
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