英文法の節とは
主語と述語動詞を持った文が他の文の一部になっている場合これを、節(Clause)と呼びます。句と節の違いのところで説明したように、SVがない場合は句といいます。
重文と複文にある、それぞれの節
文の種類として、単文、重文、複文があることはすでに知っていますが、主語と述語を持った2つの節が、接続詞によってつながれている場合、その関係によって、節に名前が付けられています。重文と複文があるので、節のある文の名称も2つに大きく分類できます。
1 等位節(Co-ordinate Clause)同士の文
重文の場合、前の文と後ろの文が等位接続されているので、切り離してもそれぞれ意味の通じる文になります。この場合の2つの文は、等位節であるといわれます。
She is young and beautiful.
2 主節(Principal Clause) と従属節(Subordinate Clause)の文
主節とは、従位接続詞でつながれた節の内、通常手前にある節で、それだけでは意味を形成できず、後にある従属節によってはじめて文章が成立します。文の種類で説明すると、複文の前半部分が主節で、接続されている従属節によってはじめて文章が完結します。主節も節には違いありませんが、一般的に節といえば従属節を示します。従って主節に対して、等位節と従属節があると理解したほうがわかりやすくなります。従属節は、名詞節、形容詞節、副詞節の3つの特徴で分類することができます。
3つの従属節|名詞節、形容詞節、副詞節とは?
名詞節
従属節の名詞節は、主語・目的語・補語として作用します。名詞節は、さらに、以下に示す3つの形で表れます。
⓵従属接続詞のthat, whether,で結ばれる場合
that(~とゆうこと) whether(~かどうか)などの接続詞で節が結ばれている場合、それは名詞節です。
The question is whether I can do it or not.
(私ができるかどうかが問題だ)
②疑問詞がある場合
What, why, Howなどの疑問詞を伴う節がある場合、それは名詞節です。
Tell me why you go there.
(なぜ君がそこに行くのか教えてください)
③関係代名詞で結ばれる場合
先行詞を文中に含む関係代名詞で結ばれている場合も名詞節であるといえます。
I can’t hear what she says.
(彼女のゆうことは聞こえない)
名詞節は⓵~③のぞれぞれの場合で、主語や目的語、補語のいずれかの要素として機能します。名詞的役割をする節です。
形容詞節
従属節の形容詞節とは英語で(Adjective Clause)と呼ばれます。形容詞節は通常、関係詞(関係代名詞と関係副詞)によって結ばれていて、先行詞を修飾する修飾語の役割をしています。
関係代名詞の例)
I know the boy who is eating hamburger at McDonald.
関係副詞の例)
The shop where we used to go is closed.
副詞節
従属節の副詞節とは英語で(Adverb Clause)と呼ばれます。副節は、主に、主節の動詞を修飾する修飾語の役割をしています。さらに副詞節は次の2つに分けられます。
従属接続詞によって導かれる場合
You can eat when you like (to eat).
あなたは食べたいとき食べることができる。
先行詞を文中に持つ関係副詞で導かれる場合
I will get lost wherever I go.
どこに行っても道に迷う
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