第5文型の補語には目的格補語と主格補語の2つがある
主語と動詞のあとに目的語とその目的語を説明する補語がある文章 SVOC
SVOC の OCはO=C
I call him Mick. 私は彼をミックと呼ぶ。
上の文章があります。
I は主語
call は述語動詞です。
him の部分が日本語で「誰が、誰に,を」を表す第5文型の目的語、Object (O)です。
また,そのあとに続く Mick は 目的語 him を説明する補語(C)にあたります。
この場合 彼はミックとなります。
He=Mick
補語とは主語や目的語を説明する言葉で、通常は、形容詞や名詞などです。
文のところで、以前から何度も説明しているように、
述部に2つの語句がある時、そしてそれらが目的語と補語である場合、
目的語と補語の関係はO=Cになります。
第四文型の復習 SVOOのOOはO≠O
ここで少し第四文型を振り返ってみると、
第四文型は、述部に動詞と目的語が2つ並ぶ、特別な動詞を持つ文型でした。
第四文型は、O≠O の目的語 目的語の文章で、目的語には
動詞のすぐ後に続く、人称代名詞などの間接目的語と
述語の動作や状態の直接的な対象になる直接目的語があることがわかりました。
第五文型ではどのような特徴があるのでしょうか?
目的格補語と主格補語
ここで新たに出てきた言葉が2つあります。
目的格補語と主格補語です。
ここで、すでに第二文型で登場した補語との比較で理解してください。
第2文型で出てきた補語との違い
目的格補語
第5文型の補語は、目的語を説明する補語なので
目的格補語と呼ばれます。 O=Cが成立します。
主格補語
これに対して第2文型で出てきたSVCの補語は
主格補語と呼ばれます。 S=Cが成立します。
新しく目的格と主格という単語が出てきただけで
以前に説明しているのでわかりやすいと思います。
以前、述部に2つの語句がある場合の、目的語と補語も見分け方。
のところで触れた、C=C の応用になります。
SVCのCは主語を補完しています。SがCを演じているようなものでした。
S=Cでしたが、
第五文型の補語は同じ述部にある
目的語を補完しています。OとCは実は同じもので、O=Cが成立します。
第5文型の動詞
第五文型に成りうる動詞も限定されています。
ここでは、簡単に記述するだけにしておきます。
第5文型の動詞には以下のようなものがあります。
keep O C OをCに保つ
find O C O がCだと気づく
make O C OをCにする
name O C OにCと名付ける
elect O C OをCに選ぶ
think O C OはCだと思う
understand O C OはCだとわかる
などです。
第5文型の例文
He named a band the Beatles.
You keep me smiling.
He think himself a fat boy.
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