Step18 品詞について・形容詞とは?|英文中の形容詞には5つの特徴がある

文・英文の要素と構造

リンゴ

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それでは本日の内容はこちらとなりま~す。

形容詞とは

形容詞は、名詞を修飾する単語です。決して動詞などを修飾することはありません。名詞とセットになっていることがほとんどで、名詞の数量や、性質を表す単語です。 日本語の「美しい」や「青い」「広い」や「みどりの」なども形容詞に分類されます。

英語で Adjective です。

形容詞:名詞を修飾する単語

形容詞の特徴

Ⅰ 冠詞と名詞の間にある

形容詞は、よく冠詞と名詞に挟まれている場合があります。

例)I wrote a short story.

The young directer made this film very quickly.

和訳するときは、「短い」や「若い」のように「~い」になることが多いです。

Ⅱ 比較変化の概念がある

形容詞の特徴の比較変化の概念があります。これは形容詞だけの特徴で、比較級や最上級と言われています。

比較級

形容詞の語尾に~re

比較級は、2つの名詞の数量や内容または、状態を比較するときに変化する形容詞の形を示します。また、2つの状態や、数量などを比較する文章自体を、しばしば比較級の文章と呼ぶ場合があります。この場合形容詞の語尾に er  をつけて、比較対象であるもう一つの名詞の前に、前置詞である than をつけて表現すます。

例)She is younger than her.

前置詞としてthan

この例文では、主語のSheと比較対象のherが紛らわしので、比較対象の人物を彼にしてみました。すると

She is younger than him.

少しわかりやすくなっと思います。このような文章、いわゆる単文の比較級の文章の場合、than は前置詞として扱われます。後ろに必ず名詞が来ているのが特徴です。

接続詞としてのthan

形容詞に er が付いて、than の後ろに、もう一組の主語と述語が付いてきている場合、いわゆる複文を形成している場合、その than の品詞は、文法上接続詞に分類されます。

例)She is younger than he is.

対象が3つ以上でも比較級の時がある

注意しなければいけないことは、大半の比較級の文章は、比較する対象が必ず2つであることです。3つ以上の場合は、次に説明する最上級の形容詞で表現されることが多いです。が、しかし例外はあります。比較する対象になる名詞の数量や状態などが、3つ以上あったとしても、その中の1つを他の2つと比べているような文章の場合は、比較級で表されます。

例)She is younger than other members.

この例文では、彼女だけがとびぬけて若い状態、あるいは他のメンバーが全員同級生である場合などの状態を表現しています。こちらも紛らわしいですが、間違いではありません。あくまでも比較対象は、Sheとthem(other members)の2つと理解されます。

moreが形容詞の前に着く場合

形容詞の比較級の直前にmoreを置いて、比較していることをより明確に表現する場合があります。日本語に訳すと「○○よりも、より~な」「○○より、もっと~な」などのように訳せます。moreという単語はもともと many やmuchなどの形容詞の比較級です。品詞でいうと、moreについては代名詞であったり、形容詞であったり、たくさんの用法がありますが、この場合は副詞として扱われます。

She is more younger than him.

比較級の強調

more のさらに前にmuchなどの副詞を置いてさらに強調する表現があります。

She is much more younger than him.

口語では、しばしばmore が省略されて、

She is much younger than him。と表現されます。

much 以外に、このような強調で使われる言葉には、

a lot,even,a great deal,stillなどがあります。

最上級

形容詞の語尾に~estが付く

形容詞の語尾にestが付いて、「○○の中で一番~です」のように、通常は原則として、3つ以上のものの中の1つのものの状態や数量などを表すときに用いられます。最上級の後には、in~ やof~が来ることが多いです。

例)She is the youngest of all members.

形容詞の前に冠詞のtheが付いてくる

最上級の形容詞の前には、冠詞 the が付いてきます。あとで出てきますが、副詞にも最上級があります。副詞のところで見ていきますが、副詞の最上級の前にあるはずの冠詞のtheは省略されることがほとんどです。そのほかに用法や、表現の内容によって冠詞であるtheが省略されることがあります。内容は後で触れることにします。

例)She is the youngest of all members.

The most が付いてくる場合がある

形容詞の前にmostがついてきて、比較級の時のmoreのような働きをします。mostはmuchやmanyなどの最上級ですが、比較級の時との違いは、mostの後に続く形容詞には、est が付かず、形容詞が原型であることと、例外を除いて通常はmostの前には、冠詞のtheが付いてきます。また,前置詞はthanではありません。

例)He is the most strong man in my class.

the most strongest とは言いませんので注意が必要です。

最上級の強調

最上級を強調する単語には、遥に夜ずば抜けていることを表す、by far,muchなどがあります。

Ⅲ 形容詞の語尾には特徴がある

形容詞の語尾には特徴があります。

形容詞の単語にはしばしば、~ful, ~able,  ~less, ~iveなどの語尾で終わるものがあります。これらの語尾で終わる単語は形容詞であることが多くあります。

Ⅳ 補語としての形容詞

形容詞は通常、修飾語であることが多いのですが、文中で補語として重要な役割を果たすことがあります。

She is attractive. などがその例文です。

Ⅴ 特殊な形容詞

特殊な形容詞として冠詞(Article)や数詞(Numeral)などがあります。

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